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あれから毎日渡り廊下の角で五鈴と会っていた

今日もまた会うのかと思いながら廊下の突き当たりへ

「今日は来ないのか?」

いつもなら飛び出してくるハズの五鈴が出てこない

「何かあったのか?」

通路の隅でちょっと考える

そうしていると英語の先生と共に五鈴がやって来た

「五鈴、あれほど食堂の皿で皿回しは駄目だって言ったのに・・・」

「ちっ、違うよ〜先輩に言われてからはやってないよ〜」

「じゃあ、何をやったんだ?」

「何もしてないよ〜」

そんな事を言っていると一緒にいた先生が口を開いた

「菊間、難波は別の用事で職員室に呼ばれたんだ」

「そうなんですか」

「間違っても校訓が書かれているボードを『ナンセンス 南の感覚 南センス』に変えた訳じゃない」

「・・・痛い事いいますな〜先生」

「全くなぁ〜『誰が』書いたんだろうなぁ〜」

そう言いながら俺を睨む先生

「・・・まぁ、今度はもう少しひねった方が良いですね」

「そうだな・・・じゃ、先生はまだ用事があるから」

そう言って先生は去っていった

「あのボードにそんな事した人が居るんですか?」

「去年あったんだよ。書いた本人は『生徒達に笑いを与える為に書いた』とか言ってたらしい」

「・・・強敵です」

五鈴は何故かライバル意識を燃やしていた

「事件は他にもあるぞ。チャイムをRPGのレベルアップ音にしたりとか・・・」

「・・・まぁ、そいつも終業式で校旗の代わりに鯉のぼり上げてからはおとなしくなったもんだよ」

「何でですか?」

五鈴は俺を見て言う

「飽きたんじゃないか?それと・・・勝とうとするなよ五鈴」

「先輩がそう言うなら・・・」

こうして今日も五鈴と話し込む事になった

 

いつも通り通路で話し込む

「そう言えば今日はショートケーキが安かったな」

「はい、ティータイムサービスで半額です」

「じゃあ、食べに行くか」

「はい」

2人はカフェへ向かった

「マスター、本日の一品を2つ」

「かしこまりました」

カフェに着いた俺達はいつもの席に座り注文を言った

「それにしても・・・先輩は甘いモノが好きなんですね」

「別に男だからって甘いモノが嫌いな訳じゃない」

「そうですよね」

「それに俺は酒やたばこはしない」

「当たり前ですよ!未成年なんですから」

「あと女の子を口説く手としても使える」

「・・・」

何故か五鈴が睨んでる

「だからと言って俺は軟派じゃないぞ!使ったのは五鈴にだけだ」

それを聞いた五鈴は睨むのを止める

「お待たせしました。本日の一品です」

マスターがショートケーキと紅茶のセットを持ってきた

「美味しそうですね」

「ああ」

「それじゃあ、いただきます」

そう言って五鈴はケーキを食べる

しかし俊樹は食べずに五鈴を見ていた

「どうしたんですか?」

「いや、いつ見ても美味しそうに食べるなぁ〜と思って」

「あまり女の子の食べるところを見てると嫌われますよ」

そう言って五鈴は再びケーキを食べる

「そうだな。じゃあ、俺も食うか」

こうして今日も五鈴と2人でケーキを食べる事となった